不動産業界での広さの単位について

不動産の知識

不動産業界での広さの単位は?


一般的に日本で使用されている面積の単位はメートル法です。
普段の生活で使われていますので、なじみが深いですね。
縦10メートル横10メートルの正方形の土地は100平方メートルと、だれでもわかります。
登記簿に記載されている面積の単位は平方メートルですので、正式に使われている単位でもあります。
ちなみに、100平方メートル=1アール、10000平方メートル=100アール=1ヘクタールです。



不動産業界では尺貫法が主流


しかし、不動産業界では昔の日本で使っていた単位が主流です。
尺貫法というやつです。


面積で一番使うのが「坪(つぼ)」です。
不動産のチラシや広告をみると、面積はたいてい坪で書かれています。
なお、1坪は約3.3平方メートル、正確には3.30579平方メートルです。


次に使うのが「帖・畳(じょう)」です。
たたみ一枚分の広さです。
和室がある家ならわかりやすいですね。
1畳=0.5坪=1.6528926平方メートルとなります。


あとは田畑や山林などの広い土地の時に使う、「畝(せ)」や「段・反(たん)」や「町(ちょう)」があります。
1畝=30坪=99.17355平方メートルです。
1反=10畝=991.7355平方メートルです。
1町=10反=9917.355平方メートルです。
1畝は1アール、1反は10アール、1町は1ヘクタールとほぼおなじです。
一般の方はなかなか目にしない単位ではあります。



ちなみに面積の値が町・反・畝で終わるときに、通常、その後に「歩(ぶ)」をつけます。
例えば、ある土地が3反の広さだった場合、「3町」ではなく「3町歩」とします。
「3町5反」の場合は「3町5反歩」です。


簡単な計算方法


もっとも良く使う「坪」、即座に平方メートルに計算できないと混乱します。
簡単な方法を紹介しましょう。
「坪」から「平方メートル」への計算は「3で割って10倍」が簡単です。
例えば50坪の場合、3で割って約16.6で、10倍して166になります。答えは約166平方メートル。
逆に「平方メートル」から「坪」の場合、「3を掛けて10で割る」でOKです。
100平方メートルは、3を掛けて300、10で割って30です。答えは約30坪。
厳密には正確な値ではありませんが、暗算では問題ないレベルの誤差です。



普段はメートル法で考えているのに、家や土地の時だけは坪を使うのは正直言って違和感があります。
私はこの業界に入って結構な年月が経ちますが、いまだに慣れません。
とっさに言われても分からないのでスマホに変換アプリを入れています。

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